みかんの小粒を見たことありますか?
お花が散ったその下に、小さな小さな果実がついている。
その部分から蒸留されたことが由来でプチグレン(小さな粒)という名前がついたと言われているプチグレン。

青く、苦々しい香りが、心身に力をくれます。

主な成分はエステル類

精油の成分は匂いを持つ分子の集合体です。
闇雲に存在しているわけではなく、ある特徴を持つもの同士グループ分けされています。
そのグループのうちの一つにエステル類というグループがあります。

このグループは、ざっくりいうと「身も心も落ち着かせてくれる」様な働きをするのが得意な分子たちが集まっています。

プチグレンはこのエステル類がたくさん入っています。

プチグレンを考察してみる

エステル類が豊富という事は、プチグレンは「身も心も落ち着かせてくれる」かな?
という事が、考えられます。

身も心も落ち着かせてくれるというのは、私がいつも言っている表現です。
ざっくりどんな働きをするグループなのかをイメージしておくと精油の働きもイメージしやすいからです。

実際のエステル類の作用(NARD JAPAN情報)を見てみましょう。
鎮静
神経バランス回復
鎮痛
鎮痙攣
抗炎症
血圧降下
という感じです。

精油に○○作用というものが色々ありますが、その作用で一体何ができるのか。
を、知らないとこれまた、使えないというわけです。

ここで、作用を一つ一つ説明はしませんが(しないのかよ!)
エステル類がたくさん入っているなら、上記のエステル類の作用が使えるんじゃないか?と考えられるというわけです。

ここで具体的な例を考えてみましょう。

・鎮静作用があって、神経バランス回復作用があるなら・・・
落ち着かなくて、ソワソワしてる時に良さそうだ。

・鎮痛・抗炎症作用があるなら・・・
肩こりや関節痛に良さそうだ。

そうやってまず、どの作用がどんな実例に当てはまるのかが分からないと・・・選べないのです。

変なもの食べてないのに、お腹の調子があんまり良くないなあ

お正月に美味しいものを食べ、飲み続けたのですが数日経ってもなかなか胃腸の調子が戻らない。そんなお話を聞きました。

お話を伺っていると、明らかに「休息時間」が無いんだなあ。と感じました。
主婦は、私が想像する以上に、気疲れするお正月を過ごしているんだなあ。

お疲れ様。

そんな時、消化の働きを助けるには「リラックス」がとても必要です。

それは、消化器は「リラックスタイム」じゃないとちゃんと動かないから

ここでは、リラックスタイム=副交感神経が優位という意味です。

なので、この場合は消化器にダイレクトに働きかける作用
・消化促進作用
・肝臓強壮作用
・蠕動運動促進作用
・健胃作用etc...

だけを見るのではなく、原因となりそうな
リラックスに注目して、そこを促すようなアプローチをした方が、手助けになりそうだ。

と考えると、「エステル類がいいかもしれない」→プチグレンはどうだろう?

と選択できるという事です。

ちなみに、プチグレンのもう一つの主要成分「モノテルペンアルコール類のリナロール」
このリナロールは、鎮静作用が非常に高い成分です。

ってことは、ますます

プチグレンは、気疲れ主婦には良いかも!!

となる訳です。
ちなみに、一つの精油の中に「リラックス」と「消化促進」に働きかける成分を両方持っている精油もたっくさんありますので、探してみてくださいね。

そして、最後に「成分」だけに固執せず「香り」を大事にしてくださいね
好きな香りでなくては、リラックスはできませんから・・・

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